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十九
「それは言えてるな」
さらに若者の言葉は続き
「また何事かと屈み込んできたとすれば、窓口には目、一歩譲って顔しか来ないのではないかと」
「なるほど。心の臓には刺せん、こう言いたいんやな?」
「その通りです」
形勢逆転か?
そしてここで何とガキンチョさん、いとも容易く白旗を上げてきた。
「万事休すとは、まさしくこの事ですね」
これに目を丸くした菖蒲ならびに桜の両同心。
「寝返り、ですか?」
「そら淡泊すぎるでしょう?」
「それは言えてるな」
さらに若者の言葉は続き
「また何事かと屈み込んできたとすれば、窓口には目、一歩譲って顔しか来ないのではないかと」
「なるほど。心の臓には刺せん、こう言いたいんやな?」
「その通りです」
形勢逆転か?
そしてここで何とガキンチョさん、いとも容易く白旗を上げてきた。
「万事休すとは、まさしくこの事ですね」
これに目を丸くした菖蒲ならびに桜の両同心。
「寝返り、ですか?」
「そら淡泊すぎるでしょう?」
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