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十三
これに謹慎が解けたばかりの者が
「でもそこまでこき使われたらさ、いい気がしないですよねえ……その与太っていう若造も」
「しかし菖蒲殿? 部屋は完全に閉ざされていましたが」
こう言ってきた菊やんも、どうやら自害派らしい。
「完全が聞いて笑いますよ。窓があったんでしょ? ま・ど・が!」
「自分な、ちっとは刺抜きで話できへんか?」
すかさず注意をする吟味方、懐に手を入れ
「さては、この黄色い紙切れが恋しくなったんやな?」
これに謹慎が解けたばかりの者が
「でもそこまでこき使われたらさ、いい気がしないですよねえ……その与太っていう若造も」
「しかし菖蒲殿? 部屋は完全に閉ざされていましたが」
こう言ってきた菊やんも、どうやら自害派らしい。
「完全が聞いて笑いますよ。窓があったんでしょ? ま・ど・が!」
「自分な、ちっとは刺抜きで話できへんか?」
すかさず注意をする吟味方、懐に手を入れ
「さては、この黄色い紙切れが恋しくなったんやな?」
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