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二
「んもう、声がデカいっす! ひそひそ話になってませんって!」
「こりゃすまん。しかしあの主人が仏になるなんてな、そら驚くって」
どうやら、南町連中行きつけの居酒屋『また来て屋』のことらしい。もちろん周囲の反対を押しきって命名したのは、大坂育ちの誰かさん。
「何でも、心の臓に包丁が突き刺さっていたみたいで」
「包丁かいな。で、誰が駆けつけたんや?」
「桜、菊水の両同心さんでして。もう、番屋に戻っておられますよ」
「んもう、声がデカいっす! ひそひそ話になってませんって!」
「こりゃすまん。しかしあの主人が仏になるなんてな、そら驚くって」
どうやら、南町連中行きつけの居酒屋『また来て屋』のことらしい。もちろん周囲の反対を押しきって命名したのは、大坂育ちの誰かさん。
「何でも、心の臓に包丁が突き刺さっていたみたいで」
「包丁かいな。で、誰が駆けつけたんや?」
「桜、菊水の両同心さんでして。もう、番屋に戻っておられますよ」
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