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百七
破近、これに頷きながら
「このわいの方こそ、失望しましたわ」
こう吐き、その青き目を
「木俣はんな? 三叉路で、林に覆われた方の道を選ばれたとか?」
「ああ、その事か。万が一にも賊がおるとしたら、駕籠は安全な海沿いを進むだろう……こう考えると思うたからだが」
「やっぱ、そうですわな」
そして次は、三匹を振り返り
「賊は、自分らが林の道に入ってからすぐに追ってきたんやったな?」
これに蕾が
「確かに、その通りでしたあ」
破近、これに頷きながら
「このわいの方こそ、失望しましたわ」
こう吐き、その青き目を
「木俣はんな? 三叉路で、林に覆われた方の道を選ばれたとか?」
「ああ、その事か。万が一にも賊がおるとしたら、駕籠は安全な海沿いを進むだろう……こう考えると思うたからだが」
「やっぱ、そうですわな」
そして次は、三匹を振り返り
「賊は、自分らが林の道に入ってからすぐに追ってきたんやったな?」
これに蕾が
「確かに、その通りでしたあ」
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