3032/3502
百四
「ま、そういうことだ」
デレッとしている新郎だったが、いきなりハッと
「よもや南町の誰かが……」
これに吟味方
「あきまへんなあ、もうちょっとは部下を信頼せんと」
「そりゃそうだが」
だが、相手がまだ完全に納得してなさそうなので
「ええでっか? もし南町の誰かさんの仕業でしたらな、わざわざこんな道中を、それも手の込んだまねなんぞはしまへんって。木俣はんに手をかける機会なんてな、そこら中にごまんとありますさかいな」
「ま、そういうことだ」
デレッとしている新郎だったが、いきなりハッと
「よもや南町の誰かが……」
これに吟味方
「あきまへんなあ、もうちょっとは部下を信頼せんと」
「そりゃそうだが」
だが、相手がまだ完全に納得してなさそうなので
「ええでっか? もし南町の誰かさんの仕業でしたらな、わざわざこんな道中を、それも手の込んだまねなんぞはしまへんって。木俣はんに手をかける機会なんてな、そこら中にごまんとありますさかいな」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。