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八十八

 これに焦るおデブ


「あ、当たらん!」


 そのうちに重い刀も相まって、体力を消耗した男。息も切れかかっている。


「ぜえぜえ……」


 これに胸を張る八人衆


「恐れ入ったでつか?」


「あ、いや、そんな次元の話じゃないだろが?」


「強がりにしか聞こえないでつ」

 こう言ってきたのは緑丸本体で


「じゃあ、皆さん一斉に!」


 この掛け声に、本体含めた八名が


「ヤー!」


 相手の足めがけ攻撃してきた。ただし、峰打ちが暗黙の了解ごとのはずだが――



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