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「あ、はい。それから、『あ』、『さ』、も、か、き、ゆ、め、み、し、ゑ、ひ、も、せ、『す』、そして、ん!」


「はいはい、上出来でっせ!」


 や、やばい。は、入ってる……


「で、まずはキミ。名前は?」


「ご、伍平です」


「おどおどせんでもええで! 黒板の字には入っておらんし」


「あ、はい」


「ほな、次のキミ」


「伊助と申します」


「入ってないわな! ほな、三人目や」


「ぼ、ぼく、清次です」


「ええって、安心し! ほな、次のキミ?」


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