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七十三
「だよねえ。でもお、三つとも同じくらいの道なのにい、何故に岩場の道を通ったのかなあ? 端から海沿いを選べばいいのにい」
首を傾げる蕾に、緑丸が
「それは本道だからでつ」
こんなやり取りの中、駕籠より出てきた木俣様の手が指した方は
「うそっ? 林の方って、何?」
驚く種子に、こちらも
「きっと我々をいじめるつもりなんですう、あのおっさんめえ!」
だが、どこまでも冷静なる緑丸
「よもやの時に備え、裏をかいたと思われまつ」
「だよねえ。でもお、三つとも同じくらいの道なのにい、何故に岩場の道を通ったのかなあ? 端から海沿いを選べばいいのにい」
首を傾げる蕾に、緑丸が
「それは本道だからでつ」
こんなやり取りの中、駕籠より出てきた木俣様の手が指した方は
「うそっ? 林の方って、何?」
驚く種子に、こちらも
「きっと我々をいじめるつもりなんですう、あのおっさんめえ!」
だが、どこまでも冷静なる緑丸
「よもやの時に備え、裏をかいたと思われまつ」
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