2997/3502
六十九
ぐるぐる巻きにされ、部屋まで連れて来られた賊。その体に触れた蕾が
「まだ息が十二分にありますう」
「その吹き矢って、殺傷能力ないし」
種子の言葉を聞き、屈み込んだ緑丸。ちなみにそこから矢を一本だけ抜いてみたところ
「イテッ!」
痛みのあまり、目を覚ました賊だったが
「こ、小僧。何をしやがる!」
「何故にお奉行様を狙ったんでつ?」
「な、何の話だ!」
「じゃあ、もう一本」
緑丸、澄ました顔にて抜き
「んもう! 痛いって!」
ぐるぐる巻きにされ、部屋まで連れて来られた賊。その体に触れた蕾が
「まだ息が十二分にありますう」
「その吹き矢って、殺傷能力ないし」
種子の言葉を聞き、屈み込んだ緑丸。ちなみにそこから矢を一本だけ抜いてみたところ
「イテッ!」
痛みのあまり、目を覚ました賊だったが
「こ、小僧。何をしやがる!」
「何故にお奉行様を狙ったんでつ?」
「な、何の話だ!」
「じゃあ、もう一本」
緑丸、澄ました顔にて抜き
「んもう! 痛いって!」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。