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六十一
「ん? どうしました?」
「いえ……ししおどしの類でしょうか?」
見ると、そこには一本の竹筒が。
そして案外好奇心旺盛な環さん、身近にある葉っぱをもぎ取り、その上に置いて
「わ! 浮いたり落ちたり、何だか生きてるみたい!」
確かに生きている。
そんな無邪気な相手に、図に乗った新郎が
「いっそのこと、詰めてみようか」
そう言って、葉っぱをおもいっくそ中へとねじ込んだ。
が、湯の中では――顔を真っ赤にしている可哀想な種子。
「ん? どうしました?」
「いえ……ししおどしの類でしょうか?」
見ると、そこには一本の竹筒が。
そして案外好奇心旺盛な環さん、身近にある葉っぱをもぎ取り、その上に置いて
「わ! 浮いたり落ちたり、何だか生きてるみたい!」
確かに生きている。
そんな無邪気な相手に、図に乗った新郎が
「いっそのこと、詰めてみようか」
そう言って、葉っぱをおもいっくそ中へとねじ込んだ。
が、湯の中では――顔を真っ赤にしている可哀想な種子。
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