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六十
「おかげさまで、あの青き目を吟味方に据えてから全てが順調に」
「青き目? ああ、あの上方言葉を使いなさる御方ですね?」
「口は悪いですが、案外と根は正直なやつですから」
この時どこやらから、手を叩く音がした。
「な、何か音が?」
驚く新婦だったが、のぼせている新郎の耳には聞こえるはずもなく
「いや別に」
「空耳でしたか……では、お背中でも流します」
こう言いながら、新郎に近づく環さんだったが
「あら? こんなところに」
「おかげさまで、あの青き目を吟味方に据えてから全てが順調に」
「青き目? ああ、あの上方言葉を使いなさる御方ですね?」
「口は悪いですが、案外と根は正直なやつですから」
この時どこやらから、手を叩く音がした。
「な、何か音が?」
驚く新婦だったが、のぼせている新郎の耳には聞こえるはずもなく
「いや別に」
「空耳でしたか……では、お背中でも流します」
こう言いながら、新郎に近づく環さんだったが
「あら? こんなところに」
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