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五十八

「どうぞごゆっくり、へっへ」


 やらしい顔して去ったのは、宿の仲居。




「じゃあ、早速湯にでも浸かるとしますか」


 精一杯の台詞を吐いた新郎。その緊張具合、まるで己がお裁きされてるかのよう。

 そして、これに新婦も


「そうですね、汗を流したいです」


 この時代、当たり前に混浴である。



 湯煙の中、離れ離れに隅っこにいるお二人さんだが――

 よもや天井やら岩陰やら、ましてや湯の底やらから監視している六つの目には気づくはずもなし。



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