表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2971/3502

四十三

「その間に親御さんを説得しようと?」


 この菊やんの言葉に、どこからともなく


「甘い、甘い!」


 この声に皆が見回すなか、柱に寄りかかって立っている――


「何や菖蒲はん、まだおったんかいな」


「さ、さっきからずっといるわよ!」


「ほんなら自分にも三つだけ猶予を与えたるさかい、早よ往きや……一つ」


「へ? わ、わかったわよ!」


「二つ」


 脱兎の如く駆ける菖蒲殿だったが、見事転んでしまった。


「三つ! 残念ながら刑罰もんやな!」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ