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四十

「それで?」


「はい。同じ思いの他の二組の親御さんらと共謀、いや結託、いや……」


 さすがに、自分の親のことは悪くは言えないようで


「そこは相談にでもしとこか」


「あ、はい……相談して、事の運びを計った……これが全てでございます」


 お鈴、ここで初めて安堵したようで、その表情も心なしか緩んでいる。


「そっか、辛い話をすまんかったなあ」


 一件落着かと思いきや、ここで菊やんから


「鈴木様。不謹慎きわまる話になりますけど」



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