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二十六
思い思いの変装にて、駕籠の後をつけるは三匹の忍び。
町娘風の種子が、近くにいる虚無僧風の少年に
「この道ってね、まるで自分の道みたいなんだよ。何しろ里は箱根辺りにあるんだから」
確かに風魔の里は、足柄山中にあった。
だがこれを無視する緑丸、尺八なんぞを吹きだし
「ねえ、聞いてる? キミんちなんかさ、ずっとずっと西の方の田舎の山奥なんでしょ? 知ってるんだから!」
「ブォー!」
どうやら緑丸、尺八で対抗している模様。
思い思いの変装にて、駕籠の後をつけるは三匹の忍び。
町娘風の種子が、近くにいる虚無僧風の少年に
「この道ってね、まるで自分の道みたいなんだよ。何しろ里は箱根辺りにあるんだから」
確かに風魔の里は、足柄山中にあった。
だがこれを無視する緑丸、尺八なんぞを吹きだし
「ねえ、聞いてる? キミんちなんかさ、ずっとずっと西の方の田舎の山奥なんでしょ? 知ってるんだから!」
「ブォー!」
どうやら緑丸、尺八で対抗している模様。
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