2945/3502
十七
「だってえ、一年ぶりに会えたご主人様とつもり積もった話をしたいですう」
一理あった。これに暫し考え込んだ種子、やがてその膝を叩いて
「じゃあ、いろは屋のみたらしを十本あげるから!」
これに
「行かいでかあ!」
「迷い一つないんかいな」
呆れ返ってる破近だったが、この時、静かに立ち上がり
「お茶でも入れてきまつね」
くるりと後ろを向いた緑丸だったが、その背に
「監視役として、どないだ?」
「……拒否権はないでつよね?」
「だってえ、一年ぶりに会えたご主人様とつもり積もった話をしたいですう」
一理あった。これに暫し考え込んだ種子、やがてその膝を叩いて
「じゃあ、いろは屋のみたらしを十本あげるから!」
これに
「行かいでかあ!」
「迷い一つないんかいな」
呆れ返ってる破近だったが、この時、静かに立ち上がり
「お茶でも入れてきまつね」
くるりと後ろを向いた緑丸だったが、その背に
「監視役として、どないだ?」
「……拒否権はないでつよね?」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。