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七十六

「この吉次、いや平政なる男。五年で恩赦を受けて伊豆より戻ってき、屋形船の船頭として働いて五年になる……つまり、十年ばかし前に遠島になるほどの罪を犯したということか」


 これに破近、ニコリと


「松はん。牛みたいに噛み砕いてくれて、ホンマおおきにですわ……馬のくせして」


「ん? 今、終いの方で何か言ったか?」


「うんにゃ」

 しらを切るのは十八番の吟味方、すぐに皆を見て


「ほな、力合わせて十年前の事でも探りまひょか?」



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