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二十三 完
そう言いながら破近、懐から取り出した紙切れを相手の前に差出し
「ほな落ち着いてところで、これ上げるさかい」
親分、その紙切れを広げ
「え? ち、地図ですかい?」
「そそ。今度こそな」
破近、これ以上ないくらいの優しき眼差しで
「水入らずで、お八重はんと語り合ったらええんちゃうん?」
親分が出て行った後、一人家で手帳に目を通しだした破近。
そして、それを捲っていると
「うっそお? 明日、寺子屋で講演せなあかんかったし!」
そう言いながら破近、懐から取り出した紙切れを相手の前に差出し
「ほな落ち着いてところで、これ上げるさかい」
親分、その紙切れを広げ
「え? ち、地図ですかい?」
「そそ。今度こそな」
破近、これ以上ないくらいの優しき眼差しで
「水入らずで、お八重はんと語り合ったらええんちゃうん?」
親分が出て行った後、一人家で手帳に目を通しだした破近。
そして、それを捲っていると
「うっそお? 明日、寺子屋で講演せなあかんかったし!」
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