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五十

「あ、そこまでですわ!」

 これにピタッと話をやめた面々、声の主の方へと見やり


「さっきまではでんな、事の解決を狙って見聞きしたもんを吟味してた、推理っちゅう代物ですわ」


「推理、とな?」


「はいな、松はん。で、今皆はんが口々にしてたんは想像いうて、ただ勝手に頭の中で描いてる代物ですわな?」


「想像、か」


「そそ、お月はん」

 桜殿、とうとう遥か彼方まで飛ばされてしまった。


「で、この真ん中には線引きが必要ですねん」



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