2885/3502
四十八
「一旦ここは、六名と船頭の間に何らかの関係があったとしまひょか?」
揃って頷く各同心。
「しかしおかしなことに、吉次の方はこれっぽっちも感じてない風でんねん」
そこに口を出してきたのが、黄紙の明智様
「それって、吉次が嘘をついてるからですよ」
これまた前提を覆す発言だったが
「確かにおもろい見方ですわな」
「でしょ、でしょ」
「でもな、そんなら日誌を中途でやめずに終まいで綴って、その嘘を固めるんとちゃいまっか?」
「一旦ここは、六名と船頭の間に何らかの関係があったとしまひょか?」
揃って頷く各同心。
「しかしおかしなことに、吉次の方はこれっぽっちも感じてない風でんねん」
そこに口を出してきたのが、黄紙の明智様
「それって、吉次が嘘をついてるからですよ」
これまた前提を覆す発言だったが
「確かにおもろい見方ですわな」
「でしょ、でしょ」
「でもな、そんなら日誌を中途でやめずに終まいで綴って、その嘘を固めるんとちゃいまっか?」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。