2884/3502
四十七
「言えるっちゅんは?」
部下が喋りやすいように、都度合いの手を入れてくる吟味方。
「はい。示し合わせる必要があるというのは、その狙いは吉次しかあり得ないと」
これを聞いた男、横目でちらり
「これでもまだ、芽を摘む気でっか? 鏡餅はん?」
「だ、だから摘む気なんぞ、さらさらないと……というか、もはや桜の字すらないだろが!」
「こら、えろうすまんこって」
口先だけで謝った破近、すぐに周りへ
「皆はん、よろしいでっか?」
「言えるっちゅんは?」
部下が喋りやすいように、都度合いの手を入れてくる吟味方。
「はい。示し合わせる必要があるというのは、その狙いは吉次しかあり得ないと」
これを聞いた男、横目でちらり
「これでもまだ、芽を摘む気でっか? 鏡餅はん?」
「だ、だから摘む気なんぞ、さらさらないと……というか、もはや桜の字すらないだろが!」
「こら、えろうすまんこって」
口先だけで謝った破近、すぐに周りへ
「皆はん、よろしいでっか?」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。