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四十一
「藤やんな。いろんな考え、メッチャ感心したわ」
破近、まずは若者を褒めたのち
「そやけどな、それらに対するお多福はんの反論も、これまた然りやねん」
相手を持ち上げてるんだが、この男、素直ではない。
これにご本人、そっぽを向き
「フン! いちいち呼び方を替えて」
ここで登場してきたは、常識ある菊やん。険悪な空気を一掃しようと
「ちょうどここにも、私含めて六人いますが……」
いきなりこう始めて、皆の顔を見回している――
「藤やんな。いろんな考え、メッチャ感心したわ」
破近、まずは若者を褒めたのち
「そやけどな、それらに対するお多福はんの反論も、これまた然りやねん」
相手を持ち上げてるんだが、この男、素直ではない。
これにご本人、そっぽを向き
「フン! いちいち呼び方を替えて」
ここで登場してきたは、常識ある菊やん。険悪な空気を一掃しようと
「ちょうどここにも、私含めて六人いますが……」
いきなりこう始めて、皆の顔を見回している――
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