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三十七
「この後、何が起こって皆とも消え失せたんだ?」
ここは奉行所内の一室。破近は元より、自宅謹慎中の一人を除いた同心全員が輪になって座している。無論、その中心にあるのは一冊の日誌に他ならない。
「そうよね、松殿。これが沈没だったら、わかるんですけどね」
歯に衣着せぬは明智様。さすがに、これには菊やんが
「それは不謹慎すぎるかと」
「だって、真のことでしょ」
そこにすかさず吟味方、懐より黄の紙切れを取り出している。
「この後、何が起こって皆とも消え失せたんだ?」
ここは奉行所内の一室。破近は元より、自宅謹慎中の一人を除いた同心全員が輪になって座している。無論、その中心にあるのは一冊の日誌に他ならない。
「そうよね、松殿。これが沈没だったら、わかるんですけどね」
歯に衣着せぬは明智様。さすがに、これには菊やんが
「それは不謹慎すぎるかと」
「だって、真のことでしょ」
そこにすかさず吟味方、懐より黄の紙切れを取り出している。
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