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二十九
「なな? おっさんって、上方からやって来たんでんな?」
これに
「おっさんちゃうて、親仁ですわ」
「似たようなもんですやん」
これに相手がボソッと
「似てへんわ、ボケ」
「で、お江戸には、よく来まんの?」
同じ上方言葉を操るので、親近感くらい湧いてきそうなもんだが――如何せんその青き目のせいで、逆に違和感バリバリなのだ。
「年に四度ですわ」
「あ、そうでっか……で、蕪丸を見た時でんな、おっさんはどう思われましたん?」
「なな? おっさんって、上方からやって来たんでんな?」
これに
「おっさんちゃうて、親仁ですわ」
「似たようなもんですやん」
これに相手がボソッと
「似てへんわ、ボケ」
「で、お江戸には、よく来まんの?」
同じ上方言葉を操るので、親近感くらい湧いてきそうなもんだが――如何せんその青き目のせいで、逆に違和感バリバリなのだ。
「年に四度ですわ」
「あ、そうでっか……で、蕪丸を見た時でんな、おっさんはどう思われましたん?」
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