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十七
「二畳と三畳とを合わせ、所謂五畳敷きです」
「そらまた狭うおまんな?」
これに相手は、声を落とし
「先程申した、寸法の制限によって」
それに、こちらは声を落とすわけもなく
「あ、そうやったわ! ホンマ、わがままなおっさんやわ……で、通常なら、そこにはどんくらいの客が入れます?」
「どんなに詰められたとしても、やはり一桁が限度かと」
そう言って、再び顔を曇らせた女将
「にしても、いったいどこいっちまったんでしょう?」
「二畳と三畳とを合わせ、所謂五畳敷きです」
「そらまた狭うおまんな?」
これに相手は、声を落とし
「先程申した、寸法の制限によって」
それに、こちらは声を落とすわけもなく
「あ、そうやったわ! ホンマ、わがままなおっさんやわ……で、通常なら、そこにはどんくらいの客が入れます?」
「どんなに詰められたとしても、やはり一桁が限度かと」
そう言って、再び顔を曇らせた女将
「にしても、いったいどこいっちまったんでしょう?」
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