2845/3502
八
ようやく、書物よりその視線を上げてきた男
「で、今捜索してるんか?」
「あ、はい。松様を中心に」
破近、これを聞いて
「そんなら、任せておいて大丈夫や」
だが事情通の喜助、一言添えてきた。
「でも、菖蒲様もご一緒に」
「もう、あの阿呆が! すぐしゃしゃりでよってからに!」
とは言うものの一応同心なので、これも致し方ないこと。
ここで吟味方、すっくと立ち上がり
「今度しょーもないことしたら、期限なしの自宅謹慎にしたるわ」
ようやく、書物よりその視線を上げてきた男
「で、今捜索してるんか?」
「あ、はい。松様を中心に」
破近、これを聞いて
「そんなら、任せておいて大丈夫や」
だが事情通の喜助、一言添えてきた。
「でも、菖蒲様もご一緒に」
「もう、あの阿呆が! すぐしゃしゃりでよってからに!」
とは言うものの一応同心なので、これも致し方ないこと。
ここで吟味方、すっくと立ち上がり
「今度しょーもないことしたら、期限なしの自宅謹慎にしたるわ」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。