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三
「いっつも、はぐらかされてばっかりですやん? 強引にいくしかおまへんがな」
相手の意志の強さをくみ取った姐さん
「仕方ないですねえ、そこまでおっしゃるのなら」
これに小躍りした男
「うおお! ほ、ほな」
すぐに小指を立て
「指きりしまひょ!」
「はいはい。ホント子供なんですから」
「子供でも赤ん坊でもよろしゅうおますさかい」
破近、相手の白魚のような指に己の小指を絡め
「指きりげんまん、嘘ついたら……」
――平和そのもの。
「いっつも、はぐらかされてばっかりですやん? 強引にいくしかおまへんがな」
相手の意志の強さをくみ取った姐さん
「仕方ないですねえ、そこまでおっしゃるのなら」
これに小躍りした男
「うおお! ほ、ほな」
すぐに小指を立て
「指きりしまひょ!」
「はいはい。ホント子供なんですから」
「子供でも赤ん坊でもよろしゅうおますさかい」
破近、相手の白魚のような指に己の小指を絡め
「指きりげんまん、嘘ついたら……」
――平和そのもの。
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