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四十九

「はい」


「で、すでに亡くなられてるっちゅうたんでんな?」

 だが


「どないしましたん?」


「ちゅうたん、って意味が」


「えっとでんな……と言ったんですね、っちゅうことですわ」


 何とこの男、説明にも『ちゅう』とほざいている。


「わかりました。じゃあ、はいです」


「で、おたくは森先生に言われた通り、番屋まで知らせにいったんでんな?」


「はい」


 そして破近、笑顔で


「これで、おしまいですわ」


「はい」


――すでに癖となった模様。



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