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三十六
先ほどより黙ったままの菊水殿、ここで口を挟んできた。
「お言葉ですが。だからと言って、この人が下手人ではないとは言い切れないのでは?」
これに破近、然も当然と
「もちろんやわ、菊やん。わいが言いたいんはな……」
ここで吟味方、皆を見回し――と言っても、菊水、藤の二人だけではあるが
「一から検めるべきとちゃうんかいな……っちゅうことやねん」
菊水殿、これに大きく頷き
「なるほど! 『現場百篇』とも言いますからね!」
先ほどより黙ったままの菊水殿、ここで口を挟んできた。
「お言葉ですが。だからと言って、この人が下手人ではないとは言い切れないのでは?」
これに破近、然も当然と
「もちろんやわ、菊やん。わいが言いたいんはな……」
ここで吟味方、皆を見回し――と言っても、菊水、藤の二人だけではあるが
「一から検めるべきとちゃうんかいな……っちゅうことやねん」
菊水殿、これに大きく頷き
「なるほど! 『現場百篇』とも言いますからね!」
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