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三十三
言いたい放題のこの同心、早速作業に取りかかっている。
この時だった。いきなり中へと入ってきた人物。
「んもう、誰よ? 勝手に入ってきちゃダメでしょが!」
と、面倒くさげに顔を上げたところ
「ぬおお!」
「自分なあ? この吟味方を除けもんにする気かいな?」
これに狼狽える菖蒲殿、頭を振りながら
「あ、いえいえ、単に忘れただけですって!」
「嘘こくでね! 何なら、また無給休暇でも取らしたろうか?」
「そ、そんな、滅相もない」
言いたい放題のこの同心、早速作業に取りかかっている。
この時だった。いきなり中へと入ってきた人物。
「んもう、誰よ? 勝手に入ってきちゃダメでしょが!」
と、面倒くさげに顔を上げたところ
「ぬおお!」
「自分なあ? この吟味方を除けもんにする気かいな?」
これに狼狽える菖蒲殿、頭を振りながら
「あ、いえいえ、単に忘れただけですって!」
「嘘こくでね! 何なら、また無給休暇でも取らしたろうか?」
「そ、そんな、滅相もない」
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