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三十一

「失礼します」


 そこにやってきたのが、丸眼鏡の藤殿。すぐに菖蒲殿の元へ歩みより、その耳に


「実は、斯々然々(かくかくしかじか)……」


「なになに?」

 耳を傾ける菖蒲殿、やがてニヤリと


「おたくって、仏さんから十両も借りてたんだ! 十両も! ほれ、証文も見つけたわよ!」


 まるで己の手柄の如く言ってきた。

 そしてこれを聞いた瞬間、顔色を変えた陶芸家。だが、すぐに


「別に繰り返さなくとも……確かにそのとおりですが、毎月きちんと返しております」



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