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二十六

「文月も、はや半ばになりましたねえ、旦那?」

 いつもの橋の上より、川を覗きこんでいるは冷奴姐さん


「ほうら、この暑さで魚たちも息苦しそう」


 同じように、欄干に手をかけた破近


「ホンマでんな」


「ところで旦那?」


「何でっしゃろ?」


「この何ヵ月もの間、どこをほっつき歩いてたんで?」


「あ、やっぱりそのことでっか?」

 そう答えた破近、その青き目で遠くを見つつ


「誰かさんが気まぐれやさかい、このわいも苦労してまんのや!」



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