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十八
これに相手が何度も頷き
「ですよね? でね、野郎の仕業と思う? それともおなごの?」
野郎とおなごの間みたいな、こやつに尋ねられてもな。
「申し訳ございませんが、私にはそこまでのことは」
「あ、そうなんだ。じゃあ、何でもいいから気づいたことって?」
危うい問いかけだ。ここは慎重に
「いえ、これといって特には」
「そりゃまた残念」
どこまでも軽い男、こちらの隣に目を向け
「あ、この人への問いは、菊水殿にお頼みしますね!」
これに相手が何度も頷き
「ですよね? でね、野郎の仕業と思う? それともおなごの?」
野郎とおなごの間みたいな、こやつに尋ねられてもな。
「申し訳ございませんが、私にはそこまでのことは」
「あ、そうなんだ。じゃあ、何でもいいから気づいたことって?」
危うい問いかけだ。ここは慎重に
「いえ、これといって特には」
「そりゃまた残念」
どこまでも軽い男、こちらの隣に目を向け
「あ、この人への問いは、菊水殿にお頼みしますね!」
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