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 珠代を置き去りにし、今、目的の部屋にたどり着いた。ここも暗闇だ。

 手にしている提灯にて、辺りを照らす――あやつが何とも健やかな面持ちで眠っている。仮に起きたとしても同じこと。いや逆に、そうなって抵抗された方が真に迫れるやもしれぬ。

 

 堂々と近づいて、その首に両手を回す。だが、起きようともしない。

 一瞬で絞めあげるのは造作ないことだが、それだと芸がない。亡き父上の恨みも晴れぬ。

 所謂――真綿で首を絞める、だ。



 

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