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 口を塞ぐ必要はないかもしれぬが、この行為は重要だ。指という指、これら全てに粘土の臭いをつけてあるからだ。申し訳ないが、あやつの友の陶芸家を下手人に仕立てるためだ。


 真ん中に瘤をこしらえた手拭いで、その口を縛る。同様に目隠しもする。それから、縄で身体全体をぐるぐる巻きにした。

 万が一の際に備えて、わが顔は鬼面にて覆われている。

 今や五感の内で活きているのは、耳と鼻だけ。そして――この二つこそが重要なのだ。



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