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三十八

「ホンマに使うたかどうかは、一旦置いといてでんな。これを何個か仏はんの懐やら袖やらに忍ばせとったら、体の温もりを保てるっちゅう話ですわ」


 これを聞き、考えを巡らせる姐さん


「旦那、と言うことはですよ。打ち上げに出かける前にその医者に手をかけ、そこに火をつけた懐炉を忍ばせた……とでも?」


「そうかもっちゅう事ですわ。これって木炭の粉に桐やら楠やらの灰を混ぜてあるもんでして、これが案外長持ちしますさかいな」


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