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二十九
「行灯……ですかい?」
「そうなんですわ。それででんな……」
破近、早速言いにくそうに
「そんなちっこい灯りって、川向こうからホンマに見えたんでっか?」
こう言って、覚悟したのだったが
「ああ、その事ですかい。ちゃんと、この目に映りましたよ」
これに、まずは一安心した男
「お! ほな、第一関門突破ですわ!」
「え? あ、どうも」
「で、二番目っちゅうんは……今、川べりに行ったとしてでんな、その医者の家を指差せまっか?」
「行灯……ですかい?」
「そうなんですわ。それででんな……」
破近、早速言いにくそうに
「そんなちっこい灯りって、川向こうからホンマに見えたんでっか?」
こう言って、覚悟したのだったが
「ああ、その事ですかい。ちゃんと、この目に映りましたよ」
これに、まずは一安心した男
「お! ほな、第一関門突破ですわ!」
「え? あ、どうも」
「で、二番目っちゅうんは……今、川べりに行ったとしてでんな、その医者の家を指差せまっか?」
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