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「さっきも言ったやん! たまには朝ちゃんの手助けもしたいって!」


 これに親分、姿勢を正し


「あ、有難うございます!」


 無論半分はこの通り、残り半分は好奇心によるものだ。



「あ、ここかいな?」

 親分が書いた地図を頼りにやってきた破近、早速店内を一瞥し


「ほな、あの娘にでも聞こか」


 破近、すぐに相手の傍まで行き


「お静ちゃん?」


「え?」


 いきなり背後から呼ばれた娘、驚いて振り返るも、相手の目の色を見てさらにたまげている。


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