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九
「あらま」
ここで姐さん、舌をペロッと出し
「で、これ幸いに私も送るという口実で、場を後にしまして」
「あはは、そら渡りに船でんな」
「そそ、キリがないもんでして。そしてその後、帰り道に二人で川原を歩いてたところ……」
「歩いてたところ?」
「ええ。川向こうに目をやってたお民が、いきなり声をあげ……『あれえ? おかしいなあ?』って」
「ん? おかしい、でっか?」
姐さん、相手の青き目を見つめつつ
「ええ、おかしいって」
「あらま」
ここで姐さん、舌をペロッと出し
「で、これ幸いに私も送るという口実で、場を後にしまして」
「あはは、そら渡りに船でんな」
「そそ、キリがないもんでして。そしてその後、帰り道に二人で川原を歩いてたところ……」
「歩いてたところ?」
「ええ。川向こうに目をやってたお民が、いきなり声をあげ……『あれえ? おかしいなあ?』って」
「ん? おかしい、でっか?」
姐さん、相手の青き目を見つめつつ
「ええ、おかしいって」
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