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百四十五
ここは広間の中。今、一つの物体を取り囲むように四名が座している……が
「あのな。自分、捕まっで」
「だ、だってえ、くの一って信じなかったんで致し方なくう」
「ど、どこが致し方なくや?」
そう言いながら、物体を指でつついてるご主人様
「見てみ? まだ半解凍やんか」
「ん? どれどれ?」
同じようにつついた蕾だったが
「じゃあ、もういっぺん……」
こんな、大きく息を吸い始めたくの一に
「や、やめろって! 焼き殺してまうって!」
ここは広間の中。今、一つの物体を取り囲むように四名が座している……が
「あのな。自分、捕まっで」
「だ、だってえ、くの一って信じなかったんで致し方なくう」
「ど、どこが致し方なくや?」
そう言いながら、物体を指でつついてるご主人様
「見てみ? まだ半解凍やんか」
「ん? どれどれ?」
同じようにつついた蕾だったが
「じゃあ、もういっぺん……」
こんな、大きく息を吸い始めたくの一に
「や、やめろって! 焼き殺してまうって!」
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