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百三十七

「怪しいでつね。ましてや、辺りに注意を払いながらって」


「そやな、緑丸」

 そして破近、蕾に


「もいっぺん見たら、誰かわかるか?」


「所謂、面通しですねえ……わからないですう」


「はああ?」


 これを聞いた女将が


「プッ。こらまた頼りになるご家来ですこと」


 だが


「でも間違いなく女将さんだけは違いますう。だってえ、体型が汚なさそうですからあ」


「た、体型が汚いって、何たる言い草!」


「どっから見てもお、土管ですよってえ!」


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