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百十五
この瞬間、その青き目が光った。
「こ、ここに確保してた肉があらへん!」
と、すぐに情けなくも
「自分、横取りしたやろ?」
だが少年ときたら、何故か口をポカンと開けている。
「どないしたんや?」
これに緑丸、ご主人様の隣を指さすだけ。
「何や隣って……あわわ」
破近、不覚にも目が落ちかけている。
「食らうのに夢中で、ちっとも気づいてくれなかったですう!」
ようやく我に返った男、目の玉を押さえながら
「蕾! 何でおんねん!」
この瞬間、その青き目が光った。
「こ、ここに確保してた肉があらへん!」
と、すぐに情けなくも
「自分、横取りしたやろ?」
だが少年ときたら、何故か口をポカンと開けている。
「どないしたんや?」
これに緑丸、ご主人様の隣を指さすだけ。
「何や隣って……あわわ」
破近、不覚にも目が落ちかけている。
「食らうのに夢中で、ちっとも気づいてくれなかったですう!」
ようやく我に返った男、目の玉を押さえながら
「蕾! 何でおんねん!」
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