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八十
「それやったら問題あらへんわな」
と、顎に手をやってる破近
「ほんなら使われた刃物は……」
早速、厨房へとやってきたお二人さん。そこで、忙しそうに仕込みの最中である男に
「えっと……確か、熊五郎はんでんな?」
この言葉に初めて、その髭面を向けてきた相手
「誰が熊だとお? 大三郎だ! 郎しか合ってねえだろが!」
だが例に漏れず、目の前の青き目に驚き
「だ、誰ですかい?」
「あ、申し遅れましたわ、南町から来たもんでしてな」
「それやったら問題あらへんわな」
と、顎に手をやってる破近
「ほんなら使われた刃物は……」
早速、厨房へとやってきたお二人さん。そこで、忙しそうに仕込みの最中である男に
「えっと……確か、熊五郎はんでんな?」
この言葉に初めて、その髭面を向けてきた相手
「誰が熊だとお? 大三郎だ! 郎しか合ってねえだろが!」
だが例に漏れず、目の前の青き目に驚き
「だ、誰ですかい?」
「あ、申し遅れましたわ、南町から来たもんでしてな」
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