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六十九
これに破近、相手を指さし
「ほれ、他にもおるやろ?」
「え? あ、はいはい、残りの一人はこの女将のお春ですよ!」
「ああ、どうりでうるさい思うたら、お猿はんかいな」
これを聞いた女将、その口を大きく開け
「お・は・る!」
そのあと緑丸と落ち合った破近、作戦会議を開く場所は――
「メッチャ狭い部屋やな?」
そう、お富があてがわれた部屋である。そして目の前には、仏となったお滝の持ち物もあった。
「巾着が残ったまんまやな」
これに破近、相手を指さし
「ほれ、他にもおるやろ?」
「え? あ、はいはい、残りの一人はこの女将のお春ですよ!」
「ああ、どうりでうるさい思うたら、お猿はんかいな」
これを聞いた女将、その口を大きく開け
「お・は・る!」
そのあと緑丸と落ち合った破近、作戦会議を開く場所は――
「メッチャ狭い部屋やな?」
そう、お富があてがわれた部屋である。そして目の前には、仏となったお滝の持ち物もあった。
「巾着が残ったまんまやな」
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