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五十一

 やがて問題の、今名前が決まった、地獄温泉村にやってきたお二人さん。


「わいは役人に会うさかい、自分は問題の旅館を調べてくれや」


 これに攻・走・守が見事に揃っている緑丸


「了解でつ。何かあれば、すぐ飛んで参りまつ」



 そして役所までやってきた破近、いきなり


「おじゃましまんにゃわ!」


 これにずっこけた門番二人


「誰だ……って、も、もしかして」


 そのたたずまいに、その青き目。案外と有名人かも


「南町吟味方の鈴木でおます」


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