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四十八

「おまえさんの気持ちは、ようわかる。だがな……」


「ちょっと待ちなはれ。ええでっか? 知ってのとおり、あいつって全身凶器そのものですねん」


 これに木俣様、辛い過去を思い出しつつ


「う、うむ。確かに、身に覚えはある」


「でっしゃろ? それがでんな、わざわざ光りもんを使うなんて面倒、する思いまっか?」


「お?」


「間違いのう、真っ先に手足が出ますって。もしこれが打撲による殺しやったら、このわいもビビリますけんどな!」


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