表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2612/3502

三十六

「銭でも落ちとるんかいな?」

 興味津々、そこへと近寄ったお富さんだったが


「なあ? さっきから聞いてますやろが。いったい何をお探し……」

 だがこの瞬間、赤き鬼がその背より流るる同じ色したものに腰を抜かした。


「ぬおおおっ! ち、血い流しとるやんけ!」


 この時、ガラリと背後の入口の戸が開き


「あらあ、湯煙で何も見えやしない」

「でもさ、硫黄の臭いがすごくない?」


 はじゃぎながら中へと入ってきたのは、二人の若き娘だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ