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五十一
「ほな、お幸ちゃん。確認するけんど」
そう言いながら破近が取り出したのは
「この包み紙って、見覚えある?」
「あ、はい。先週、奥様宛に届いた箱を包んでいました」
「な、何を言うの?」
これにお絹が
「それはどこの包み紙なんです?」
「ああ、これって昨日の栄町の和服問屋のですわ」
「え? じゃあ、やはりこの人の帯って、買いに行ったのではなく」
「そそ、送られてきたもんですわ」
この時
「いやですねえ、本当に茶番ばっかりで」
「ほな、お幸ちゃん。確認するけんど」
そう言いながら破近が取り出したのは
「この包み紙って、見覚えある?」
「あ、はい。先週、奥様宛に届いた箱を包んでいました」
「な、何を言うの?」
これにお絹が
「それはどこの包み紙なんです?」
「ああ、これって昨日の栄町の和服問屋のですわ」
「え? じゃあ、やはりこの人の帯って、買いに行ったのではなく」
「そそ、送られてきたもんですわ」
この時
「いやですねえ、本当に茶番ばっかりで」
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