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五十
ここで破近が相手の帯に目やり
「それ、ホンマに買いに行きましたん?」
「ええ、もちろんです」
「先週、ここに送られてきたんでっしゃろ?」
「まさか」
「ほな」
破近、襖の向こうへ
「入ってくれへん?」
襖が開き、現れた人物を見る島原屋の三名
「お、お幸!」
このお絹の声に
「お絹さん。ご心配かけました」
そしてすぐにお米さんも
「もう、出てもよくなったんかいの?」
「ええ。疑いは晴れました」
無論、残る一人は黙ったままである。
ここで破近が相手の帯に目やり
「それ、ホンマに買いに行きましたん?」
「ええ、もちろんです」
「先週、ここに送られてきたんでっしゃろ?」
「まさか」
「ほな」
破近、襖の向こうへ
「入ってくれへん?」
襖が開き、現れた人物を見る島原屋の三名
「お、お幸!」
このお絹の声に
「お絹さん。ご心配かけました」
そしてすぐにお米さんも
「もう、出てもよくなったんかいの?」
「ええ。疑いは晴れました」
無論、残る一人は黙ったままである。
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