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四十四
「結構大きな箱になると思うんやが」
「いえ特には」
「ほな、送られてこんかった? それくらいの箱って」
「えっと、一週間ばかし前に送られてきました。奥様宛にです」
この言葉に何度も頷く破近
「そかそか。で、差出人は誰になってたん?」
「あ、いえ。何も書かれては……あ、でも包み紙に特徴がありまして」
「どんなんやった?」
だが、お幸は
「確か色は鶯色で、何かの紋が入ってて……申し訳ございません、上手く説明ができません」
「結構大きな箱になると思うんやが」
「いえ特には」
「ほな、送られてこんかった? それくらいの箱って」
「えっと、一週間ばかし前に送られてきました。奥様宛にです」
この言葉に何度も頷く破近
「そかそか。で、差出人は誰になってたん?」
「あ、いえ。何も書かれては……あ、でも包み紙に特徴がありまして」
「どんなんやった?」
だが、お幸は
「確か色は鶯色で、何かの紋が入ってて……申し訳ございません、上手く説明ができません」
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